top of page

待降節のメッセージ 教会だよりから

  • 執筆者の写真: 大人の教会学校
    大人の教会学校
  • 2014年11月29日
  • 読了時間: 2分

★クリスマス、救い主の御降誕を共に喜び、分かち合いましょう★

        ~自旨(じむね)より御旨(みむね)を~

今年も、あんなこと、こんなこと、うれしいこと、つらいことが皆さん一人一人の身に起きた一年だったことでしょう。教会は、世間の暦より一か月ほど早く、新年を迎えます。つまり、主の御降誕を祝う準備を始める待降節第一主日(今年は11月30日)が教会暦の元旦にあたります。そして、救い主の御降誕を共に喜び祝う中で1月1日を迎えます。

教会の新年にあたり、心を整え、いっそう、神の息吹(聖霊)に満たされて、神様のお望み、御旨のままに、共にキリストの道を選びとり、歩んでいきましょう。自分の望み、自旨のままに生きるとは、ただ好き勝手にしたい放題に生きるということだけではありません。神様のことを忘れ、神様に心を向け、問いかけ、またより頼むことをおろそかにしているときも、自旨のままに生きている時です。そのような状態では、神様からの息吹を受け取ることは難しいでしょう。

クリスマスはこれ以上ない、分かりやすい形で神様の愛が示された出来事であって、また人類史上、最大の出来事にちがいありません。父なる神様が最愛の子イエス様を人間の姿、赤ちゃんの姿で、この世にお送りくださったのです。父なる神様は高みから私たちをただ眺めている方ではありませんでした。イエス様は、みすぼらしい場所、馬小屋でこの世での第一歩を踏み出しました。ここに、すでにイエス様が私たち人間の喜びだけでなく、弱さ、苦しみ、つらさを共に担ってくださる姿がはっきりと示されています。今、悲しみや苦しみの中にある人、家庭、国にこそ、喜びと希望のメッセージが届けられます。

様々な思いやわずらいにとらわれている私たちです。この年の瀬、ゆっくりと神様に向き合うひと時、祈りの時を過ごしましょう。聖書を読んだり(声を出すとなおよし)、聴いたりしましょう。何よりも、ミサを大切にしましょう。病床にある方、教会に足を運ぶことの難しい方は、自分と同様の生活をしている人々のためにも祈りましょう。

    キリストによって、キリストとともに、キリストのうちに

      2014年 待降節第一主日

                  柳井カトリック教会

                  主任司祭  シメオン 後藤正史 神父

最新記事

すべて表示
カトリック柳井教会をお訪ねくださった皆様へ

後藤正史神父(2014年4月~2017年3月まで柳井カトリック教会主任司祭) 柳井教会HPをお訪ねくださった皆様へ 柳井教会の草創期には、旅館、信徒宅などでミサ(礼拝)や集会を持っていました。文字通り、手作りで教会(信仰共同体及び祈りの場所)を作り上げてきた歴史があります。...

 
 
 
主に立ち帰る四旬節(40日+主日6日=46日)

~真の喜びは回心・和解・ゆるしから~ 四旬節(受難節:今年は3月1日、灰の水曜日から4月15日、復活祭の前日)は頑張ったり、我慢したりなどするイメージが強い季節ですが、そのようなことに力点が置かれると、本筋を見逃してしまうことになりかねません。...

 
 
 
2月12日(日)年間第六主日メッセージ

今日の福音も、マタイ福音書の5章から7章にかけて語られる、イエスによる山上の説教の一部に耳を傾けます。マタイ福音書は聖書、旧約聖書とユダヤ人の伝統に生きてきたキリスト者たちのために書かれました。それで、律法に関連した話がとても多いです。律法というのは旧約聖書の最初の五冊、い...

 
 
 

Comments


bottom of page